私は彼女をコーチと呼んだ

その日は
たまたま 雨が降っていた

私は傘をさして
足早に 汐留の街を歩いていた

コーチに会いにいくために

(私は彼女のことを“コーチ”と呼んでいる)

彼女と出会って
私の人生は 少しずつ
音を立てて 動きはじめた

「止まってしまった あなたの時計の針は、私がちゃんと 動くようにします」

あのときの声が
今も 胸の奥に残ってる

今日もまた
コーチの部屋をノックをする

雨の日のタクシーの画像

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汐留